先日、岩渕さんのページのリンク集への掲載許可のメールを送ったＦです。
お蔭様で、私が協力して作成したページは公開に漕ぎ着けました。
宜しかったら、覗いて下さい。ご意見が頂けると嬉しいです。
厚生省のページと、用語に対するご意見を拝見しました。
私も、国立病院の職員ですので、恥ずかしいやら情けないやら・・・

用語に対するご意見は全く同感です。
精神薄弱という用語は、医学用語としては、精神遅滞（これも必ずしも最良ではないが）に変更されましたが、相変わらず、教育、福祉、行政では生き残っています。精神医学の教科書の中でさえ、古い偏見に満ちた記述もまだ皆無ではありません。
また、発達障害のなかで、広汎性発達障害や多動性障害に対して、教育現場で情緒障害という用語が誤用されている現状もまだ直っていません。情緒障害学級という言葉に象徴されています。医学的には情緒障害という用語は、心因性の障害に限定して用いられるべきものです。

このような現状を打開するためには、全国的な、たとえば手をつなぐ育成会などで、議論され、世論を作っていくことも必要です。各分野の学会の動きも必要のように思います。影響力のある人を啓蒙することも必要かと思います。

Buchi　さん

御依頼のリンク集へのコメントを入れてみました。これで良いでしょうか？
施設内の問題は、もちろんそれらの人たちの重大な責任が追及されるべきですが、それだけでは不十分で、措置の制度にかかわる基本的な問題が扱われなければ、問題の解決にはほど遠いと思います。全く同感です。
私の周辺にも、措置は誰のためなの？と問い直さざるを得ない問題が沢山あります。

たとえばある入所施設の入所措置をめぐって、利用者の家族も、施設側も、家でみれるときは極力家に帰して、しかし、行動障害で家族が限界になっているので、その部分を施設でサポートすることを合意していて、入所措置を柔軟に運用することになったのですが、行政側が、監査で問題になるという理由で、柔軟な入所措置の
運用に難色を示している事例があります。入所措置で、年間に一定日数以上外泊すると措置費が適正に運用されていないということになるという理由のようです。
ケースに対するわれわれのスタートは、そのケースがより良い状況になるためにはなにが必要か、という視点ですが、行政側のスタートは、措置を問題無く運用するにはどうするか、ということになりがちなようです。４月に向けて一致を目指して取り組んでおります。
われわれの施設でも、重心病棟に十分な職員が配置されておらず（職員数、職種共不十分）、極めて不満な状況にあります。
係るもの全員が、原点から考え直す必要があります。

ところで、Ｓ病院のＨＰは、他の職員によるもので、私が関与している部分は（残念ながら）ほとんどありません。
大きな組織なので、残念ながら仕方ありません。自分だったらこういう情報を入れるのに、ああいうことも載せたいなと思っても、思うにまかせません。
最後、愚痴になってすみません。

ではまた。