はるか彼方札幌から、メールありがとうございます。
私は今、小一の担任をしています。
私の学級には、車いすで登下校する子どもがいます。 お母さんが毎日、子どもたちと一緒に押してきています。
学習時、クラスの子どもたちはその子が立ち歩いても、自分の教科書を取っても 当たり前の対応をしています。
しかし、親はそう見ないようで、「担任は、どんなふうに考えているのか知りたい」と校長に聞きに行こうかと思っているようです。
入学してから４ヶ月間、自分なりに一緒に生活する意味を伝えてきたつもりだっただけに、少し落ち込んでいる今日この頃です。
「おまえの子どもも 、障害児のレッテル張り付けるぞー」などと、本末転倒の怒りすら覚えています 。
しかし、そんな親もいれば、自分の子どもとしっかりつなげて考えてくれる親もいます。
クラス３３人の中で一人でも二人でもそんな仲間を増やしていくために頑張るぞー。
［別個に進んで　一緒に撃て　！！］　
この言葉、とっても気に入りました。
またメールください。待ってます。

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
おっと、喪中でしたっけ?
先日メールでの要請どうり、リンクをはらせてもらいました。
久々にメールを出そうと思いたったのは、また頭に来たからです。
私の地域の小学校から養護学校の中学部へ進学するというお母さんに出会い、お話ししようとしました。
私のつれあいが一緒に、養護学校の見学に行って知り合ったのですが、「子どもはみんなと一緒に中学校に行きたい」と言っているのだそうです。
それを聞いたつれあいが、「一度、小学校から中学校へ行くお母さんと子どもの話を聞いてみたら」と、お誘いしたのです。その時は、渋りながらも中学校に未練があるように感じで、合う約束になったのです。この日３０分ぐらい、説明説得した。
しかし、当日約束の１０分前電話がありました。
「本当に子どものために言っているのですか」
「宗教の勧誘じゃないでしょうね」と、言われ我が家の瞬間湯沸かし器のつれあいは、養護学校で頑張ってくださいとガチャリと電話を切りました。
子どもがはっきりと意志表示しているのにどうしてそれに応えようとしないのか不思議でなりません。
子どもの進路を決めるのに、養護学校のことを全然知らない教師・教育委員会の言うことを聞いてどうするんじゃ。
怒りを通り越して涙が出てくる最近の私です。
よく泣くなぁ今年は・・・・。

今日組合で、障害児教育推進委員会をしました。
いったい何の推進をするのかと、思われるでしょう。
なんか文字を見ると、特殊教育のことを勉強するみたいですねぇ。
ほんとは、共生共学のすいしんなのですが、組織の都合上「障害」児教育の推進をするということでごまかしています。ごまかさないと、人が集まらない状況だったんです。つくったときは・・・。
今でも会をもつと、教育委員会の主催の会と間違っているのか、「障害児担当者の会はここですか」なんか言ってくる人もいるのです。
正式には、組合の分掌(係)の「障害」児教育推進委員なんですけど・・・・。
組合員なのに全然組織のことを知らない人がたくさんいます。
今日の会も小学校６６分会、中学校２２分会の８８人が集まるはずなのですが、６１の分会が集まったにとどまりました。特に中学校がこないんだよなー。
さて今日の会議の内容ですが、１年間の反省と来年の方向についてです。でも全然意見なし。わずか、２０分。その後、中学校区ごとに小グループで意見交換すると、出るわ出るわ反対意見。「中学校の現場を見たことあるのか」「経験無いから共生共学なんか言えるんだ」　　　　　　
うーん３年前までは、「養護学校だから言えるんだ、現場は厳しい、理想論を言うな」だったのになー。
小学校に出てみれば今度は中学校からこんなことを言われてしまいました。
中学校の免許は持ってないからいけないんだなーこれが・・・。
まともに相手にしてもしょうがないとは思いつつ、結構熱いバトルを繰り広げてしまいました。
障害児は、自分の担当する子ではないという心が、子どもの成長のためという言いぐさに隠しきれないぐらいあふれていました。
ふふふ、今に見ておれ。
中学校がいくら排除しようとも、どこの学校の普通学級にも障害児がいるようにしてやるぜ。
みんな関わらずにはいられないようにすれば、少しは考えも変わるかな。
やっぱり腹を立ててしまったＫでした。

今さら匿名など使えますかってんだ。しっかりリンクにＯのＫさんって書いてるじゃないですか!
でもまあ、「Ｋ」にしといてください。かわいいでしょ。
 
話は、前後しますが家のつれあいは教員ではありません。
Ｏ大学養護学校教員養成課程の同級生ではありますが、卒業前にしっかり薬屋さんに就職していました。
「先生はすかんけんならん。こげん人たちと一緒に働かんでー」と、当時１２年前からアウトローでした。
新採用の時、教育実習先の指導教官や周りの先輩からは、
「おまえよりかーちゃんの方が使い前があるにのー」と言われたものでしたが・・・。
 
一時期、Ｏの「障害」者運動が進んでいないのは、「同和」教育・解放運動との連帯がなされていないからだと考えていました。豊中の障担入り込みの実践を見に行って、「これだ!」と思った時期もあったのです。
しかし、そこの父母から「入り込みが無かったら、一緒にやる人はどれだけいるでしょうか。
豊中のやり方は、差別を薄めているだけです」といわれとても考えさせられました。
制度ばかりを求めると、差別の現実が見えなくなる。
これに気づいて、組織での運動に限界を感じ、やっぱ一人ひとりの思いしかないと、さらに嫌われ者の道を歩む私です。
 
ですから、Ｓなる人がどんな人かは知りませんが、Ｏ県同和教育研究協議会も教組と同じく寄せ合い所帯できっちりとした運動はできていないようです。

この会が主催した
今年のＯ県同和教育研究大会の「障害」児教育分科会では、障害者本人の声や父母の声は全く反映されず、教員のマスターベーション【できるようになった実践】が蕩々と述べられ、まとめに協力者であるどこかの校長が「一緒に学ぶことが増えてきているが、障害児の学習を保証する意味で「養護・訓練」の大切さも知って欲しい」なんぞいうのですよ。
私の大先輩曰く、「同推の肩書きで差別と闘うものでは無い」とのこと。
うーん、名言!
彼は、Ｏ支部の中学校の教員のようですから、きっとこれから一緒に学ぶ実践を見せてくれることと期待します。