| 「遠雷電信」のコーナーで紹介している「掲示板」で、訳知りガオの入所施設職員と「虐待事件」や、本来的な「生活施設」のあり方、「施設」利用者の人権、そして施設職員の倫理について、論争しょうとしたが、失敗してしまった。
論争の技術やタームを知らぬ人々が、まだまだ多いし、ネチケットなどといって、本質的な表現、論理的表現、反対者を圧倒するエンターティメントとしての論争技術までも排除し、他愛のない「皆で楽しいオシャベリ」を可とする笑うべきオタク的囲い込みがあるのだな。 職業の選択の自由に基づき関わる、自己の「ふくし」という「職域」における現状を、その「職業倫理」「職務権限」を客観的に総括し、もって、自己の改革を計るべきである。 自己改革の無き者は、「職業選択を誤った者」であるのだから、すみやかに、その「場」を去るべきであるといっておこう。
問題は、「選択の自由」を奪われ、「保護」と称する「隔離収容・措置行政処分」の上からの「ふくし」の押し付けで、「人権」を侵害されている当事者の人権の擁護である。 |
某月某日
| 年頭ふと気が附けば、我が家は喪中であった。 だから、「年賀」は、古来の美風に反するのだ。 とは言っても、賀状は、物心附いて以来、出したことがなかった。 20年間ほぼ住所不定の渡世を続け、故郷の知人友人からの音信も絶えた。 今年はメールの賀状を送信してくれる新たな友人があり、また、ネット上で「再会」した旧友よりの過去の罪業を癒す便りもある。 あまり先が見えない歳になって、ようやく、遮二無二押し渡ってきた「俺の人生」が見えてきたりする。皆、そんなものなのだろうな。 「福祉」を語ったりする自分に少しテレながら、今年こそ「真人間」でありたいなどと、 思ってみたりもする。吹雪の深夜である。 |
某月某日
| 何はともあれ新年である。 だからといって、特別の感慨はない。「目出度くも有り、目出度くもなし」これである。 大晦日も押し迫った頃に、大量のＨＰ用原稿を送信してくれる「働き者」の友人はいるし、年明け早々の原稿依頼はあるし、子どもに移された「流感」も切なく、除夜の鐘を聴きながら、二年越しの入力三昧。 セラビである。セマニフィクである。 まさに今日は昨日の続きだし、明日は今日の結果なのだ。 勿軽直折剣 猶勝曲全鉤
これが、年頭の所信である。 |
某月某日
| 師走に入って、不景気風の吹きすさぶ「風雪の荒野」である。 なにせ、ここらは銀行も潰れるのである。 当然の帰結ということだね。 ふんぞり返って、人の銭に胡座を掻いていた「高利貸」どものバブルの末路さ。 人倫にもとりし事無きかと、己らの胸に聞け。
本日、１２．０３。ついに、アクセス・カウンターを導入。 |
某月某日
| 納税者は怒らなければならない。 先日、新聞の片隅に時々掲載されている「政府広報」なるものに、こうあった。 「税や年金の納入は、いわば会費です」と。 聴こう。一体、何の会なんだい。
相変わらずの、出鱈目「経済成長率」。 「高負担低福祉」の現状を、納税者は怒らなければならない。
社会保障は、国家の、政府の、社会の責務だ。 利益を得ているのは誰だ！！
納入した額の年金の受け取りも危ないと、「介護保険」。
貴様らの無策をわびて、腹を切れ！！！ |
某月某日
| 流亡、必ずしも悲劇ではない 吹き寄せられて何れの地にか流れ着くもまた楽しきもの 帰属を求めんとする強権の輩 また烏合
藤沢の廃工場の深夜
大船 北鎌倉
鳴動する歩道橋 吹き荒れる嵐 嗤える俺達 泣けてくるお前達
群馬 嬬恋 冬枯れのキャベツ畑
軋む床板
皇族お立ち寄りの銘木､三本松の枝にぶら下がる みな、遠い日の記憶 三途の川の渡し賃 胴巻きにつっ込んで 笑っていた あいつ
死者よ 来たりて 我が退路を 断て |
某月某日
| 我ら何処より来たりて、何処へ行かん。 人とは何かを考えた。生命とは何かを考えた。誕生と成長と死とは何かを考えた。 人間の存在とは、一体なんであるのか。 ＰＣのファンの低い唸りとキーボードを叩く音。静寂。荒振る情念と落魄の理念。 「一体、何をして来たのかと 吹き来る風が 私に言う」 「布団にもぐる時 このままでいいやと 思った 布団を蹴る時 このままじゃ……」
私には常に対立する意識がある。それは誰にでもあることなのだろうが。
「生」の意味を拡充するものは、「死」ではないのか。 |