【メッセージ】
慣れない「雪かき日和」ご苦労さん
除雪のプロがお話します。
頑張り過ぎない事ですね。頑張ると必ず、後刻応えます。
本日などは、当地では新雪「パウダー・スノー」竹ボウキでお掃除です。
石庭の如く箒目を立てて遊んでいると、生まれながらの除雪人・娘にキツク叱られます。
この冬は、もう７０センチは積もっただろうか。
通路確保で小高く出来た雪山を崩して、ムチャクチャな「手伝い」の息子もいます。
ようやく、永かった「冬休み」も終わり。元気に登校してくれました。親爺は育児疲れです。
さぁ、友人誘って一杯やろう。子どもたちの健やかな成長を願ってね。

来週３人で「雪見酒」するからね。あなたも北の方向いて「乾杯」しておくれ。

【メッセージ】
武蔵、相模の国の住人の皆さんへ。
積雪が如何に「交通権」を奪うか、「生活」を圧迫するかを「学習」された事と思います。
「健常」とされるあなた方であっても、そのご苦労。ましてや「しょうがい」のある方々のご苦労たるや
いかばかりであるかと、憂慮いたしております。
「高齢家庭」や「しょうがい」のある人のお宅の「除雪」のケアはありましたか。

さて、こちら「アイヌ・モシリ」にあっては、降雪は間違いなく後３ヶ月は続きます。
除雪は「日課」です。手を抜くと氷結します。パウダー即コンクリートです。甘いモンや無いでぇー。
今や完全に根雪となって、車道も歩道も凍結路面であります。
こちらでは、滑って転んで一々入院したりしていたら、街から人は居なくなりますね。
５月の連休の前後頃になって、ほぼ歩道の雪解けです。
それまでの「克雪」の困難、苦闘、是非是非、御想像いただきたいところです。
当地では人も動物も植物も「克雪・親雪」自然と共にあるのです。悪い事ばかりじゃ有りません。
ビバルディーも良いけど、「四季の歌」もね。
しかし、「首都機能麻痺」などとハシャグ報道を目にすると、私のハートはムラムラ来ますね。
雪国の住人達は、一年のうち半年は「生活機能麻痺」を忍従せねばならないのかい！とね。
「年貢半減」を要求したくなりますね。

さて、「クラブ　ＥＫＯ」のイベントの案内です。宣伝させて下さいな。

「さあ、みんなでひびきあおう！」２月15日、“ゆうぽうと”へ集まれ！！

クラブＥＫＯ主催のビッグイベント「響き合いのフェスティバル」がきたる２月１５日、
東京五反田「ゆうぽうと」で開催されます。
　このフェスティバルは、日本国内で、知的ハンディのあるメンバーとともに活躍する
ステージパフォーマンスのグループが集まり、ＥＫＯとともに、ハンディの垣根を突き破る、
熱いステージで響き合おうというものです。是非ご参加ください。

　　と　　　き　　　１９９８年２月１５日（日）　　午後５時開演（開場は４時）
　　と　こ　ろ　　　ゆうぽうと簡易保険ホール（ＪＲ山手線五反田駅より徒歩５分）
　  出　　　演　　　ＥＫＯ（スウェーデン）・ＭｙＤｏ（まいど　福山）
　　　　　　　　　　 夢人間（東京）・自然生クラブ（じねんじょ　つくば）
　　　　　　　　　　 ギャーテーズ（富士宮）・奏年隊（横浜）・小室等（司会）
　 料　　　金　　   3,000円（前売り）　　3,500円（当日）
 

どうぞ、ご参加をお願いいたします。ｂｕｃｈｉ　拝。

【メッセージ】
以前にね、我が子と同じ社会的困難を持つ、プロフェショナルな「癒し」のギタリストの母上にね。
我が子ときたら「無芸大食」出来る事と言ったらファミコンぐらいで、羨ましいと愚痴ったら、軽くたしなめられましたっけ……。

「しょうがい」は状態であって「個性」ではない。人は、夫々その「個性」によって「自分らしく生きる」ことを求めるのですよね。
だから、夫々の「個性」の発揮を支え、夫々の「自己実現」を支える支援が必要なんだよね。
それが「ディスコしょうよ」だったり、「ひびきあいのフェスティバル」なんだよ。
人は、生きてあること、「生きる歓び」の実感が、達成感・充実感として満たされてある時、すぐれて人格を形成していくのだと思います。
体験すること、経験すること、蓄積することが大事です。

さて、親は子に似て「無芸饒舌」。
もう一つ、アピールさせて下さいな。

第6回「人権セミナー」
1998年2月1日（日）午前９時30分〜午後4時20分　札幌市社会福祉総合センター

当地の当事者運動体「みんなの会」の人々が作る実行委員会の主催で第6回「人権セミナー」が開催されます。
テーマは「自分らしく生きるために」−私たちに関係のあることを、決めるときには　かならず私たちの意見をきいてからきめてください−です。
基調講演は、副島　洋明弁護士「知的障害者虐待事件と人間の権利を考える」です。
副島さんは、あのとんでもない「水戸パッケージ虐待事件」や、氷山の一角「白川育成園虐待事件」を受任する「障害問題人権弁護団グループ」の一員です。
副島さんは1月11日づけの「白河育成園事件報告書」で、「緊急保護期間」の期限3月上旬に事件の総括集会と「知的障害者・人権センター」の設立構想を提起しています。

私は
悲惨にして無残な「事件」を引き起こした個別施設の劣悪経営者を断罪し、行政の怠慢、職務懈怠を暴露し弾劾すると同時に、かかる「棄民制度・隔離収容措置施設」の存続を許さない決意を固める必要が有ると思います。
貴方自身は「閉ざされた施設で暮らすことを望みますか」。「保護」の名の元に「隔離収容措置」されることを我が身に置き換えて考えて下さい。
貴方は本当に自ら「希望」しますか。私は断じて望みません。そして、誰であってもそうした「暮らし」を強制されることのない社会をこそ望みます。
それが真のノーマライゼーション社会への道だと思います。

長くなったね。ごめんね。もう少しだけ……。

「人権セミナー」の公開分科会は、「ガイド・ヘルパーについて学ぼう」と「言いたいことを言いあおう」です。
「ガイド・ヘルパー」は、知的な「しょうがい」をもつ人にとつて「点字ブロック」です。「手すり」です。「スロープ」です。

すでに、関西を中心に「障害種別・特性」の利用資格制限の垣根を超えて、制度化されてあるサービスです。
当該事業の根拠法は一つじゃないですか、何故地域格差があるのでしょうか。全国の地域で制度化の実現を求めて要求しましょう。
当日の講師は、制度実現の原動力となった大阪・生野の「出発のなかまの会・ゆうゆう」の香山よしのさん（親）を招いて学びます。

皆さんの各地域での夫々の取り組みと連帯して、生きることの「要素」の拡充にガンバです。
 

【メッセージ】

＞わたしは、障碍のある子どもたちと障碍をもたない子どもたちの間には厳密な差が存在するのではなく、
＞彼らは「同一な連続線上に存在している」という考えに共鳴しています。
＞buchiさんは「しょうがいは個性」と言っています。
＞お友達同士のお付き合いでは、専門的な知識云々は気になさらない方がいいのではないでしょうか？
＞自然に付き合うことこそ、むしろ一番難しいのかもしれませんが。

この国では「義肢」「眼鏡」「車椅子」「つえ・クラッチ」「補聴器」等を補装具と言います。そうした補装具を使わざるを得ない状態を作り出しているのを「しょうがい」といいますね。
ＷＨＯの定義なんか書かないよ。また長くなるだけなんだから。疾病、損傷の結果として、一定の機能を喪失したことによって不利益を被っている状態をも、この国では「しょうがい」といいますね。
そうした「しゅうがい」は状態を表わしているのであって、当事者の人格を規定する「個性」といったものではないのさ。
だから、「しょうがい」は状態であって、個性ではない。と、書いたはずだよ。
「＊＊者」って人格そのものを規定するようなレッテル貼りは、やめましょうって言ってるのさ。
「田舎」って言葉はその地域の状態を表わす言葉で長閑でとても良いけれど、「田舎者」となったら、どうなのよ。ね。

それからね、＊＊くん。
あのね。福祉制度の発展はね。「親の会」や当事者の会の人々が、血と汗と涙で要求したから発展してきたんだよ。
貴方の嫌いな「社会運動」の歴史の結果なんだよ。
貴方の勤め先の「施設」もそうなの。貴方の「施設」の理事さんが「よっしゃ、まとめて面倒見たる」って作った訳じゃないんだよ。
制度の発展を求め闘った、社会的な「運動」の歴史の結果「税金を投入する措置制度」が立法化されたの。貴方の勤務先はそれを法的根拠として出来たの。これって常識だろう。違うのかい。

この社会には、「税金を納める人」と「税金で食べる人」と「税金を食う人」がいるんだってさ。
税金を食っちまった「パッケージ」の経営者や「育成園」のヒヒオヤジは、問題外の外だかね。
「措置費」のなんたるかを熟知している貴方は、社会的な「運動」の結果として身分が保証されてある事に謙虚であるべきだと思うがね。如何かな。
世間の常識は通用しない「ホスピタリズム」が職員にもあることを、ここでも知ってしまったね。

【メッセージ】
何を隠そう「短絡的思考症候群」が見られるのは私です。
「掲示板で、またレスリングか」、「レフリーまで相手にして」と、「一言居士」に叱られました。
私には、無理矢理駆り立てているような「モノ」があるのだから始末が悪い。自覚症状は有るのです。
Ｂさまはアグレッシブ、私はパッシブ・アグレッシブ。
最近、頓にその傾向が顕著。私の場合は、話す言葉に「迷い」がある分、ついつい爆裂しちゃいます。

さて、昨日はナント徹夜明けで「ハンディキャップ・スキー講習会」へ一家で参加。
前夜の新雪を蹴立てて、快晴のゲレンデに爆走。子どもには「楽しい事をいっぱいしなよ！」叫び出したくなるほど全身で自然に解けろとね。
親爺は氷点下の雪上に立ち尽くし、血圧はバニシング・ポイント。赤いパケのドラッグ飲みながらの応援でした。

この「講習会」は、薬害、肢体、全身性、知的、重複、みんな仲間です。30代から小学生まで、スタッフの指導でそれぞれの技量でトレーニングします。
「競技スポーツ」の有力選手もいれば、雪遊びの子どももいます。
肢体の父をもつ「健常」の子どもも、全身性の両親をもつ「健常」の子どもも、「じへい」の兄をもつ子どもも、一緒くたになって楽しみます。
リフトの係員も一般のスキー客も、「変わった団体」に取り敢えず驚き、奇異の視線を浴びせます。

「ホラ、見てご覧、あの人……」って、婆様が孫に言いますね。孫はね「母ちゃん、指差しすんじゃない。そんなこと、ヤメレ」ってね。
私は、その子に「有り難うね。そのまま良い大人に育つとくれ」って、心の中で言います。
婆様は、ぶっ飛ばしてくれようかと思います。以前は実行しましたね。最近はね。少し「円」です。

Ｚさんの言う通り、子どもたちは「人倫」をもっています。大人は何時の間にかそれを失い、競争社会を生き延びる中で「優生思想」に冒されていくのですね。
「アラマァ、大変な人たち。ウチの子は、こうでなくて良かったわ」「歩くのもやっとなのに、何も無理してスキーなんかしなくても」「マァ、なんて可哀相な子なんでしょう」ってね。

「学ぶ」べきは、まさに大人です。
現状の「きょういく」を全て肯定するものでは有りませんが、最近の小学校の「副読本」などには、「超高齢社会」「ノーマライゼーション社会」を想定した「モノ」が数有り、6年生の娘が、「父さん、兄ちゃんたちのこと書いてあるよ」って見せてくれます。
そこには、殆ど「私の爆裂話」に近いことが書かれていて、「きょういく」レベルの古いオイラなぞは驚かされますよ。子どもたちは学んでいます。学ばされています。ここにも問題は有りますがね。

＞今時の小学校の副読本とはそんなことが載っているのですか？
＞う〜ん、新しい爆裂の風を受けないと湘南のウサギの怒りもサビついてしまいますね。
＞ある教育関係者と個人的にお話をしている中で、
＞「この頃BINが優しくなった。危ない。もっと叩いて欲しい。教師も関係者も叩かれないとものを考えない、
＞何でこんな事言われるンだって思うし、叩く側はきついと思うけど」
＞なんて事を言われ、ちょっとばかり元気を貰いました。

「学ぶ」と言っても
「専門的」といわれることを、学ぶ必要はないのです。それで「飯」を食う訳ではないのでしょうから。
例えどんなに重いと診断される「しょうがい」をもっている子どもであっても、まずもって「人間」。
「共に生きとし生ける人間なんだ」「適切な人としての支えを必要とする困難を抱えた人なんだ」という理解をして欲しいのですね。

そこでmさんへ
「女性のエンパワメント」「共に生きる」「自立生活」をご存知だ。
それだけ知っていれば、充分です。「しょうがい」のなんたるかの「専門知識」なんぞ、最早無用です。
ネット上での常識など、私が云々する立場に無い事は「ココ」の皆さんは既にご承知。
要するに、自分の立場から自ら責任を持って発言する事です。訳知りぶる事はないのですし、阿諛追従することも媚びる必要もないのです。

それぞれが、バーチャルだからと自己韜晦することなく「自分の立場で正直に」発言する事ができるネットこそ、マス・メディアを持たない「市民の表現の場」なのです。

【メッセージ】
　「楽しかったディスコしようよ２nd!!」　本当に良かったね。
　****君の「歓び」、***さまの「歓び」実に良く、我がことのように解りますよ。
　子どもたちの成長に立ち会える場面で、私たちは何時も「震えるような感動」がありますよね。
　成長してくれている、育っていてくれる。「遅滞」なんかしていない！！
　さて、当地の「人権セミナー」も盛会でしたよ。
　我が家の「御宝」健君はお好みの大学生ガイドヘルパー「なおチャン・笹チャン・のの君」に支えられゴキゲン状態。
　父さん、母さん「あっちへ行け！！」モードに入っちまいました。
　学生諸君の評価は「いつになく、御利口だった」とのこと。
　いつも「オジサン、良く我慢してるね。ウルサイしょ。」という、当地の当事者も「今日は静かで、良い子してた」とのことでした。
　母親・真知子さんなどは「感動のあまり」涙ぐむ始末。長時間、健のペースで参加できました。
　まずは、良かった。良かった。
　
　一寸、緊急のアピールです。ごめんね。＊＊＊さま。
　1998年2月1日、私は「水戸パッケージ虐待事件」「白河育成園虐待事件」の被害者弁護団の副島洋明弁護士と面談する機会を持ちました。
　その場は当地の知的「しょうがい」をもつ人の当事者運動体「札幌みんなの会」の第6回「知的障害者人権セミナー」の会場でした。
　私はその基調講演として演壇に立った副島さんの「知的障害者虐待事件と＜人間の権利＞を考える」を拝聴して、その熱弁に触れ、私たちの運動を副島さんたちの運動と繋げる決意を致しました。
　私たちはこれまで運動体を目指さず、家族としての生活の場からの「想いの主張」をしてきていました。
　それは、「運動」や「活動」の「政治的利用」や「専売特許的・利己主義」の鼻持ちならない高慢な奢りを見てしまっていたからでした。
　しかし、この間の「障害者虐待」の無残な「事件」の頻発の事態を見るとき、、その原因を、この国の「ふくし」の現状の「構造的な欠陥と腐敗」にその責任があることを見抜きました。
　それは個人の力量ではとても太刀打ちできない「巨悪」とでもいうべき、国家の「棄民化政策」です。
　私たちは、そうした現実に発言し、運動を組織しなければなりません。

　全国の心有る人々に呼びかけます。
　もうこれ以上、「しょうがい」のある人々の「人権無視」の政策を許さない決意を固めましょう。
　人的・物的なネットワークをつくり、「しょうがい」のある人・当事者の被害を訴える声を聞き、救済の即応体制を常備し、緊急避難のシェルターを持ち、告発、告訴の法的手段を断固としてとれる、そうした機関の必要性が今こそ問われているのです。
　滋賀県の「サングループ事件」、茨城県の「水戸パッケージ事件」、愛知県の「名古屋市立南養護学校体罰事件」、東京都青梅市の「しろまえ児童学園傷害事件」、山梨県の「聖ヨハネ学園事件」、そして福島県の「白河育成園虐待事件」などの「人権に関わる事件が頻発する事態（厚生省サマのオ言葉)｣は､まさに心ある市民、ふくし関係者の「怒り」をかい、施設利用者とその家族の憤激をかっています。
それは、まさしく「氷山の一角」です。
　特に現行の「警察制度」「裁判制度」では、「調書の信憑性」「証言の信憑性」を疑われ、どんなに残虐な虐待に遭っても「被害者にもなれない」で放置されている知的「しょうがい」のある人の「人権を正しく擁護する機関」が必要です。
　私たちは、「障害問題人権弁護団グループ」の副島洋明弁護士の「問題提起」に応えます。
　全国各地の心有る人々の地域での取り組みに期待します。
　そしてネットワークで結びましょう。
　人が人として支え合える社会、真のノーマライゼーション社会の実現のために！！！

　インター・ネツトを単なる遊び道具としてでなく
　真剣に「市民の表現の媒体、通信手段」として利用する皆さん！！
　リンクして下さい！！
　プリント・アウトして下さい！！
　多くの心有る市民の皆さんの目に届くよう！！
　そして、皆で「ふくし」の未来を語り合えるよう！！！
　宜しく、宜しく、頼みます。
　１９９８．２．２　ｂｕｃｈｉ拝

　副島洋明弁護士から提供された「弁護団声明」などの資料を許可を得て公開します。

１．「白河育成園事件に関する弁護団声明」　1997年11月21日

２．「白河育成園事件に関する緊急連絡書」　1997年12月8日

３．「白河育成園事件報告書」　1998年1月11日

　＊＊＊さまの「談話室」の仲間たち！！　宜しく頼みます。

【メッセージ】
＊＊くん
先日は、だいぶ「ご気分」を害されたようで失礼したね。
貴方にも、短く書こうとして、真意が伝わらない。あるいは、繋いだままの書き込みで「アセル」。そういつたこともあるのだろうね。
前回の私の「貴方に対する反感」は、貴方の書き込みの中の以下の文脈に対するものでした。

いわく。

＞「閉ざされた存在」である「施設」を変えてゆきたい、という声に非常に勇気づけられるものがあります。
＞やはり、白河育成園などいわゆる「都外施設」は第三者の目が届きませんね。
＞措置制度全般を見直す時期にきていると思います。
＞ところで、障害は、「個」とともに「全体」への「障害」でもあると思います。
＞社会的な不利益については「障害を持っていてもあなたたちと変わらない、１人の人間なのですよ」と、
＞同列に位置づけていただくことを声に出す必要があると思います。
＞一方で、機能的障害については、やはり、その障害固有の対応がなされる必要があるでしょうね。
＞例えば、障害を持った子がある親特有の心理、といったものもあるわけで、いくらなんでも
＞「ほかのみんなと一緒に」とか焦ることには無理があります。
＞ただそばでお話を聴いてあげるだけでも、大変な救い、支えになるものなのですよ。
＞「障害」を理解する、って、実はそんな些細なことからスタートするんだ、って思ってます。
＞何もむずかしい社会運動を起こすことばかりではありません。

ここに、貴方の「施設職員」という立場よりも、何故か「官僚まがい」の姿勢をみたのですね。
「専門職」としての立場を強調せんがために、何か勘違いしてるのかなぁ、ってね。

今回の書き込みにも

＞「施設職員のホスピタリズム」と書かれていましたが、これもありうると思います。
＞しかしながら、大半の職員は、利用者の人権の確立の為に日夜涙ぐましい努力を重ねています。

これ、「人権の確立」のための「努力」？
私は「人権」は、誰かに努力してもらって、確立してもらって「成立」するものではないと思うんだ。
私たちは、知的「しょうがい」のある人の「人権擁護」の努力とは言っても、「人権の確立」の努力とは考えられないよ。
特に「施設利用者」の場合の「人権」を語るときは、「施設」は誰のため、何のためにできたのかを考えようということから始めないとね。

以前は、貴方「利用者」を「園生」って言ってたよね。「＊＊＊園」に住む人だから「園生」かい。

＞「園生」と呼ぼうが「入所者」と呼ぼうが、そんなことはどうでもいいことです。
＞揚げ足取りはやめて下さいね。
＞「障害」を「障碍」と言い換えるような小手先の細工と同じです。
＞表面だけ変えたって何も変わりはしないですよ。
＞いいですか。言い方を変えても、人権意識は育っていきゃしないんです。
＞人間はね、決して１人で生きているんじゃないんです。支え、支えられて生きてるんです。
＞僕たち施設職員はね、十分にそういう役割を果たしてますよ。
＞その中で入所者も変わりつつあるんです！

そうした捉え方が「人権」上の問題なんだよね。何時までも、子供扱い。「保護の対象」。
私が「施設利用者の人権」を言うとき、「ふくしサービス」の利用者の一人一人を、当たり前に人格ある人間として見て欲しいということさ。
だから、「人権」は既にあるの。「確立」せねばならないのは、私たちの「擁護の意志」なの。

どんなに「しょうがい」が重いと診断される人であっても、「権利主張の能力が具体的に見えにくい人」であっても、「権利主張の能力がまるで無いように見える人」であっても、「人権」はあるの。違うかい。
「見えにくい」「見える」は、私たちの側の問題なんだね。「人権」や「自己決定」は「能力」の問題ではなく、「権利」の問題なんだ。
支えを必要としている人だから、「ふくしサービス」を利用しているんだよ。私たちがその「能力」の不足している「部分」、問題を抱えている「部分」を必要に応じて適切に支えるということが期待されているのじゃないかなぁ。

え〜と、それから。

＞市民運動の力を否定するものではありませんが、
＞市民運動をやったからといって法人や施設が存在するわけではないと思います。
＞市民運動の結果に真摯に耳を傾け、そして、それを真摯に生かそうとしている職員や行政の力があって初めて、
＞現在の「福祉」が成り立っているのではありませんか？そのことも忘れないでいただきたいと思います。
＞市民運動の力だけでできるものではないと思うのです。

私は「措置制度成立の過程」を言ってるの。「立法化要求運動の歴史過程」をね。
「法的根拠」に基付いて、いわゆる「社福法人」が成立し、タテヤは建設業者が建てたの。ワカンネぇかなぁ。

なにも

＞…一方的に行政や施設職員等を悪者にされるような考え方には、解せないところがあります。

何処を指して
>まさしく、僕自身が言いたかったことそのものです
と、言うのか解らないけどさ。それなら「異議無し」じゃないの。

そして

＞いま現在の施設のあり方そのものを幅広く考えてゆかなければ、また同じような事件は繰り返されると思うのです。
＞それだけに、今後のやり方が非常に重要な意味を持ってくるだろうと思います。
＞外の市民からの運動だけで終わらせてしまうのでは無意味で、施設職員の内部告発のようなものも必要になるでしょう。
＞そして、それを法的にも根拠のあるシステムにしてゆく…。
＞真の「人権擁護」を考えるのであれば、そこまでやらないとダメだと思うのです。
＞常に「施設の中に」目を向けるシステムを。
＞これは、施設側の努力でどうにでもできることです。
＞作業で培った技術を市民向けに公開する講座のようなものを開いたっていいでしょう。
＞ボランティア活動を積極的に受け入れるのもいいでしょう。
＞あるいは、公民館等の公共の場所で作品展等を開催してもよいわけです。
＞このように、施設が積極的に外部の人の目に触れる機会を増やしてゆけば、大きな効果をあげるものと思います。
＞このような「施設側の自己努力」という点にも目を向けていただきたいですね。
＞…もちろん、うちの施設ではすべてをやっております。 

力強い発言で、頼もしい限りだぜ。
「施設が開かれてある」ということは、利用者とその家族、そして納税者である社会の全ての人に対して「ふくしサービスの提供者」として「あるがままの情報」を開示し、「サービス」選択権を委ねることにあると思います。
だつて、そうでしょう。レストランで何を食うかは「利用者」に選択決定権があるんじゃないの。

当地の「知的障害者の権利擁護に関する調査研究委員会」が、施設利用者から「聞き取り調査」したデータによれば、
その８０％は、「将来に渡って、ここには住みたくない」と応えている。私は、その「意志」に応えるべきだと思っているのです。
それが「自己決定権」を尊重するということであり、「人権擁護」ということなのさ。

「開かれた施設」とは、外周門扉を「開放改修」することでも、地域の人を「＊＊園祭り」に招待することでもなくね。
利用者の「意志確認」、必要とするニーズに応えるサービスの提供、そして決して「行政処分」しないこと。これです。
通り道に「釘を撒く」などは、もつての他です。

【メッセージ】
「専門家」とやらのカタと、そうではない人へお話します。

「世界人権宣言」には、つぎのようにあるではないか。

　「すべての人は、法の前において平等であり、また、いかなる差別もなしに法の平等な保護を受ける権利を有する。すべての人は、この宣言に違反するいかなる差別に対しても、また、このような差別のいかなる教唆に対しても、平等な保護を受ける権利を有する」

　「何人も、その私事、家族、家庭若しくは通信に対する専断的な干渉又はその名誉及び信用に対する攻撃を受けることはない。何人も、この干渉又は攻撃に対して法の保護を受ける権利を有する」

「すべて人間は、生れながら自由で、尊厳と権利とについて平等である。人間は、理性と良心とを授けられており、同胞の精神をもって互いに行動しなければならない。」

これは、私たちの社会の共通の理解です。つまり、常識です。

そして、
【基本的理念】 第３条
　　　　 1.　　すべて障害者は、個人の尊厳が重んぜられ、その尊厳にふさわしい処遇を保障される権利を有するものとする。
　　　　 2.　　すべて障害者は、社会を構成する一員として社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に参加する機会を与えられるものとする。
これは、「心身障害者対策基本法」

つぎは、「社会福祉事業法第3条」　　
　　　　「福祉事業は、援護、育成又は公正の措置を要するものに対し、その独立心をそこなうことなく、正常な社会人として生活することができるように援助することを趣旨として経営されなければならない」　

そしてこれは、「精神薄弱者援護施設の設備及び運営に関する基準」
　　　　「援護施設の設置者は、入所者又は利用者に対し、良好な環境のもとで、社会福祉事業に関する熱意および能力を有する職員による適切な処遇を行うよう努めなければならない」

すなわち、人権とは、何人であっても生まれながらの「法のもとの平等」を常識するところにあるのです。
私たちの社会には、「非常識・違法・脱法」行為が横行しています。
だから「人権擁護」の「意志の確立」の必要があると、いうのです。
「違法・脱法」行為者を処罰せよ！！　と、いうのです。

＊＊くん！　君のいう「現実」

＞「人権」は生まれながらにしてあるものじゃありません。それが現実です。
＞踏みにじられてしまえば、それは人権でも何でもありません。
＞理屈じゃないんです。現実を見なさいよ。
＞生まれながらにしてあるのなら、どうしてああいった事件が起きるんですか？
＞人権がたとえ生まれながらにしてあっても、それを生かそうとしなければ無きに等しい…。
＞そういうことです。

この「現実」が、「施設」にはあるのですね。だから「人権はない」「人権の確立の努力」が必要だと言うのですね。
上記の国家として批准した「宣言」および、それに基づき「策定」された「法規」に「違反する現実」があるのであれば、それは罰せられるべきです。

私たちは、問題は、いまだに前近代的な「『しょうがいしゃ』は、保護し、収容するものだ」という発想、
地域社会から「隔離収容措置し行政処分すれば、社会一般は困らない」という発想、
それで「しょうがい当事者の人権が損なわれても仕方がない」という発想にあると思うのです。
「しょうがい」のある人には「法の下の平等」、つまり「人権」はないかのような発想です。
この発想を「変革」しなければならないのです。

そして、＊＊くんの「体系・制度」見直しについての見解は

＞立法化云々の件ですけどね、言っちゃ悪いですけど専門ですからね、わかってますよ。
＞法的根拠に基づいて社会福祉法人が存在していることも。
＞でね、時代は変わってきた。新しい福祉の形が求められてきた…。
＞だからこそ、行政側とかが制度を変えてゆこうとしてるんです。
＞ただね、親御さんたちの立場っていうものがいまひとつ伝わってないのかも知れない。
＞だから「二枚舌」のように映るんでは？
＞人権擁護センターもオンブズマン制度も、正直言って、みんな絡んでますよ。僕もね。
＞やるべきことはちゃんとやってるんですよ。

君の言う「時代」の変化とは、「緊縮財政」による「体系見直し」のことかい。 「健常優生思想」の「町に出て働け路線」かい。
ひょつとすると、いわゆる「施設パラダイス」かい。

それとも「真のノーマライゼーション理念」による「自立生活」を支える地域生活資源の拡充をいうのかい。
もし、「真のノーマライゼーション」を求める「時代」の声をいうのなら、これは、「行政とか」が思い付いたのではなくてね。
もう、何十年も前から先進的な「当事者」「ふくし関係者」「学者」そして「親」たちが、要求しつづけてきたことなんだよ。
少しづつ、形に、つまり、制度に反映されてきているの。

この国は民主主義の国なんだからね。制度や体系の見直しを「行政とか」に「専門的に」任せているのではなくて、主権者である市民が、当事者が考え出し要求しているの。
君の「姿勢」には、この「観点」が、まつたく無いように見えるのさ。だから「官僚的」に見えるのさ。

最近の行政は
君とは違って、「サービス利用当事者の声」を「基本計画」策定の段階から「積極的に取り入れようとしています」。勿論「私たちの声」もね。
そうした取り組みの姿勢の明確な行政は、「基本計画策定委員会」の委員として「当事者」の参加を求めています。
これも、もう何十年間も「要求しつづけてきた」結果です。

＊＊くん！！　
君の言う「現実」を変えていこうという「声」を「当事者」を先頭に上げ続けているのです。

＞施設選択権ですけど、これは明らかにそのとおりだと思います。
＞ただ、これも現実を見てほしい。
＞現実の中で何ができるのか、何を変えてゆかなければならないのか、ということを論じなければ
＞「絵に描いたモチ」。そういうことです。
＞…施設は内部から変えていこうとしなければ、何も変わりません！
＞以上です。

最後に、一言「当事者の声」をお届けします。
「野垂れ死にしても、地域で暮らしたい！！」

【メッセージ】
**くん
「「そうだ」ということ」なんかにしないでね。
開き直りはよしましょうよ。とことん「論争」しましょうよ。

あのね。
笑っちまうね。
「ぐっと抑えた表現は身体に良くないのではないですか？」ってね。メール貰っちまったぜ。

**くんによれば

＞あなたの書き方には食ってかかるようなところがある。
＞いくら自分の考えが正しいからと言っても、あのような感情むき出しの書き方ではダメですよ。

ではね。さっき言い忘れちまったから、ちょいと追加。大事なことだからね。皆で考えて下さいよ。

＞「官僚まがいの姿勢」ですって？
＞冗談じゃない！

**くんよ！

＞施設は施設たる存在意義があるんですよ。
＞だからこそ、親御さんたちが施設の建設を求めた、という現実があるのでしょう？
＞もしも、それがおかしい、というのならば、そう言えばいいだけのことでしょう？
＞十把ひとからげに括らないでほしいですね。行政側への冒涜ですよ。
＞僕たち職員や行政はね、そりゃ努力してるんですよ。
＞親御さんたちや本人たちの声に耳を傾けてね。
＞そう言った活動をご存じないわけじゃないでしょう？

冒涜と言う言葉を知って使っているのだな。「専門家」だからな。何でも知ってんだろうぜ。

「冒涜」と言う言葉はな、私の知っている限り、以下のような意味だ。

　　　　冒涜＝神聖なものをおかし、けがすこと。清らかなものをけがすこと。

行政は「神聖にして冒すべからざるもの」だってのかい。魂消たね。今時の人間かい、君は。
そして、どうやら「行政側」に寄りかかって、ベンチャラして、ゴマをする神聖な「施設職員」の君は
いつか昔に聞いた、あの「聖職論」者かいな。未だにかい。驚くね。化石だね。
それなら、何を言っても無駄と言うものだからな。止めとくぜ。

でも、「**くん」のリハビリと、ギャラリーの皆さんのために、少しだけ。

＞施設は入所者のためにあるんです。彼らが主体者なんです。
＞ですけどね、現実を見て下さいよ。
＞知的障害者の方にそれだけの発言ができる能力がありますか？
＞１人では無理でしょう？
＞「権利主張の能力」と言われますが、現実を知ってますか？
＞建前だけじゃ無理なんですよ。
＞裁判で認められますか？　否でしょう？
＞だとしたら、考えるべき方向は違うでしょ？
＞だからこそ、周りの大人たちが「入所者にとっての人権とは何か？」ということを、
＞入所者の立場になって考えなければならない。
＞彼らと十分な意思疎通をしながらね。
＞それも「人権確立のための努力」なんですよ。
＞周りの人の努力なくして人権は確立するものじゃないんです！
＞１人の力だけで何でもできると思ったら大間違いです。
＞おごりですよ、それは。

君が、「知的障害者の方」って言ってんのは、子供なのかい。君は、子供にも「方」を付けてね。随分「人権尊重」の気配が見られますね。
10歳やそこらの子供ならね。君の言う通り「人権思想」の獲得は、無理かもしれないね。
だから、「周りの大人たち」が考えなければならないんだよね。「子どもの人権」をね。
もしね。君の施設の成人の利用者に対しても、「周りの大人たち」って、自分達「職員センセイ」を規定しているのならば、それは、先にも言ったように「人権侵害」の犯罪ですよ。

いいかい。もう一度言うから良く聴きな。
「すべて障害者は、個人の尊厳が重んぜられ、その尊厳にふさわしい処遇を保障される権利を有する」
のだから
「福祉事業は、援護、育成又は公正の措置を要するものに対し、その独立心をそこなうことなく、正常な社会人として生活することができるように援助することを趣旨として経営されなければならない
と、され
「援護施設の設置者は、入所者又は利用者に対し、良好な環境のもとで、社会福祉事業に関する熱意および能力を有する職員による適切な処遇を行うよう努めなければならない」
と、法規で決められているんじゃないか。

つまり、「福祉施設」は、「しょうがい」のある人の「個人の尊厳が重ん」じられるように
「尊厳にふさわしい処遇を保障される権利」が護られるように
「その独立心をそこなうことなく、正常な社会人として生活することができるように援助する」
ためにあるのだよ。
そして職員は、上記関係法を遵守する「熱意および能力」が求められてんの。そう、法で規定されてるの。
念の為に言っておくけれど、「個人の尊厳」って、「人権」ということなんだってさ。知ってたかい。知ってるさな。「専門」だものな。

そのうえにたって
「人権擁護と援護のために療育・授産・更生」などと必要とされる「措置」がとられているんじゃないか。
いまさら、「施設利用者の」の「施設における人権の確立」とは、何たることだい｡
モノを知らないにも､程があるぞ。

いつまで「しょうがい」のある人の「人権」を無視して「子供扱い」すれば気が済むんだ。
「現実」のへったくれのって、自己保身からだけの「逃げ」を打つんじゃないよ。
どこに「人権」のなんたるかを体言する思想があるんだ。「人権の確立」が聞いて呆れるぜ。
暴露してるじゃないの、「私は、神聖な行政の同伴者で冒すべからずで、偉いんだ。」ってね。

「日夜涙ぐましい努力を重ねて」いるそうだが、何処に楽な仕事があるの。教えておくれ。
納税者は、全て、連日連夜「涙ぐましい努力を重ねて」仕事して、生活してんだよ。家族の生活と地域の生活基盤の維持のためにね。

勘違いはよしなさいよ。前にも話したでしょ、君たちは「税金で食べてる人」なの。
君が「神聖」とする行政もそうなの。
「公務」 行政ってのはね。 パブリック・サーバント。 「公衆の召し使い」ってことなの。 知ってたよな。 「専門」だもんな。

私の「専門」は、「しょうがい」のある子の親なの。そして、何故か君と同じ「財務・経理」のＰＣ入力屋なの。
いいかい、それでも世間に学べば、色々知ることができるの。
「蟹は甲羅に似せて穴を掘る」って、言ったでしょ。「ホスピタリズム」って言ったでしょ。
どうか、世間に学んで下さいな。
君の真似して、以上。